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コラム
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岡村地質のマスコットキャラクター、”どろどろちゃん”と”岡先生”が地質・地盤についてわかりやすく解説します! ほぼ毎月更新の会長ブログも見てね!
お昼ご飯後の休憩中、ドロドロちゃんはボーリング技士達に現場で起こる出来事話を聞きました。
どろどろちゃん
お二人ともとってもお仕事の手際が良いですが、地層によって掘り易かったり、難しかったするんですか?泥は掘り易そうだけど、石だったら掘りにくそう・・・。
ボーリング技士
地層によって作業が楽な場合と大変な場合は確かにあるよ。でも、作業の大変さは、地層の種類に原因がある場合だけではないんだ。
岡先生
地層以外の原因によって作業が困難になるとは、どんな場合があるんですか。
ボーリング技士
まず、ボーリング機器を搬入する車が現場近くまで入れない場合は大変ですね。山の中や湖の上など。ほら。
(と、携帯電話に保存した写真を出す水上足場による掘削現場写真。)
どろどろちゃん
うわあ。湖の上でボーリングをするんですか?準備も、作業も大変そう。
岡先生
道の通っていない山の中で行う場合も準備が本当に大変でしょうね。
ボーリング技士
都市部で行う場合は、掘削中に水道管や光ケーブルなど、地下に埋まっている配管等を傷つけないよう神経を使いますね。
岡先生
地下の配管・配線を万が一にも傷つけない為にも、技士さん達の技術・感覚は日々磨く必要があるわけですね。
ボーリング技士 助手
ええ。僕はまだまだですが、掘削中に万が一配管等の感触があった場合、即座に掘削を中止するようにしなければなりません。
掘削作業を行う前に、地下の情報をあらかじめ分かる範囲で最大限量収集し、入念に計画を立てる必要があります。
どろどろちゃん
技士さんたちは、掘削した後の地層の観察だけでなく、掘る前の準備についても沢山勉強しなければならないんですね。
ぼくも国語に数学に理科に・・・沢山勉強しなくちゃいけなくて大変だけど、大人になってもいろいろ勉強しなくちゃいけないんだ・・・。大変!
岡先生
国語や数学の様な学校の勉強だけでなく、自分で興味を持った事を調べたり試したりしてゆく事も大切な勉強だ。
今日は技士さん達のおかげで、とても良い勉強が出来たね。
どろどろちゃん
はい!
午後の作業が終わり、4人は事務所に引き上げてきました。
どろどろちゃん
今日はどうもありがとうございました!
ボーリング技士
いえいえ。ちょっとでも勉強になったのなら良かったよ。ちなみに先日のボーリング調査で採取した試料は、このようなサンプル瓶に入れて、お客様にお渡しするんだ。
岡先生
こんな風に、地面の下の地盤の様子が目に見えると、地盤調査を依頼された方はより安心できますね。
ボーリング技士
ええ。ボーリング調査は、現地での掘削だけで終了する訳ではありません。調査地でボーリング調査をし、同時に標準貫入試験を行い、その後採取した地質試料とデータをまとめ報告書を作成するんです。
どろどろちゃん
(サンプル瓶を覗き込み)先日見たときはもっと白っぽい色だったと思ったけど……?
ボーリング技士
地質試料は空気に触れると色が変わるんだよ。そうそう、青緑灰色をした泥が出る事もあるよ。
掘削後、地表に出るとすぐ色がくすんでしまうけれど・・・。きれいな色の試料が出ると、ちょっとうれしくなるよ(笑)。
岡先生
仕事中の、ちょっとした楽しみですね(笑)。
ボーリング技士 助手
ええ。他にも、きれいな形の貝化石が採取できたりすると、ちょっと得した気分になります(笑)。
岡先生
毎日楽しく仕事をされてるんですね。仕事は楽しくやるのが一番です!
どろどろちゃん
僕も、苦手な勉強もあるけれど、学校は毎日楽しみです!
ボーリング技士
それは良い事だね。学校の勉強の他に『地質」の勉強がしたくなったらいつでもいらっしゃい。
どろどろちゃん
ありがとうございます!!
岡先生
今日は本当にありがとうございました。